世界遺産の風車網を見に行こう

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オランダと言えば風車をイメージされる方も多いかと思います。今回は世界遺産にも登録されている、キンデルダイクの風車網を見に行ってきました。

世界遺産『キンデルダイク=エルスハウトの風車網』

オランダの歴史は、水との闘いの歴史でもあります。なんと国土の約4分の1もの面積が海抜0メートル以下なんだそうですね。干拓地の排水システムとして、風車が使われていました。全盛期にはオランダ国内で1万基もの風車が活躍していたそうですが、他の技術の発達に伴い徐々に数は減り、現存する当時の風車は約1000基となっています。キンデルダイクにはその内の19基があり、1997年に『キンデルダイク=エルスハウトの風車網』として世界遺産に登録されました。

利用料金

風車を眺めながら歩く分には特に料金は必要ありませんが、大人€19.0、こども(4~12歳)€8.0でチケットを購入すると、

  • 博物館になっている風車2基の見学
  • ビジターセンターのフィルム上映、ポンプ場の見学
  • 川沿いのボートツアー
  • 公式アプリのオーディオツアーと地図の利用

これらのことが可能になります。(平日は大人€16.0、こども€6.0で少しお得になります)

チケットの購入は、公式サイトからできます。

行き方

キンデルダイクは南ホランド州、ロッテルダムの南東に位置します。

今回は、ロッテルダムから夏季限定の水上バスを利用していったのでその過程をご紹介します。

トラム:Rotterdam Centraal~Willemskade

キンデルダイク行きの水上バスは、「Erasmusbrug」という停留所から出ます。

ロッテルダム中央駅から7番または125番のWillemsplein行きのトラムに乗り、「Willemskade」という停留所で降ります。

水上バス:Erasmusbrug~Kinderdijk Molenkade

Willemskadeの停留所の目の前に、水上バス乗り場「Erasmusbrug」があります。

4~9月の夏季のみ、1時間40分おきに1日に6往復、キンデルダイク直通の21番の水上バスが運行されています。所要時間は40分、乗船料は片道€4.8です。

引用元:De Waterbus

水上バスの公式サイトから、時刻検索やe-ticketの購入ができます。

他の公共交通機関と同様に、OVチップカードで乗ることもできます。
停留所に読み取り機があるので、乗下船時にチェックイン-アウトをします。船内にはチャージ機もあります。

乗船中に検札があるので、チェックイン忘れやチケットを持っていない場合はその場で購入することもできます。

別の行き方

直通の水上バスは本数があまり多くなく、冬場は運行されていません。そのため他のアクセス方法も知っておけるといいですね。一例として…

ロッテルダム中央駅~Blaak駅(電車、約3分)
⇒Blaak駅~Kralingse Zoom駅(メトロ、約6分)
⇒Kralingse Zoom~Kinderdijk, De Klok(バス489系統、約40分)

このような行き方もあります。他にも、電車でドルトレヒトまで行って、そこからバスに乗る方法もありそうです。

実際のようす

行った日は、オランダらしからぬ雲ひとつない晴天でした。諸事情により滞在時間があまり長く取れなかったため、手前数基の風車の近くまでしか行けていませんが…。
至近距離で見ると、風を切る音とともに圧倒されます。実は風車って、ずっと同じ方向を向いているわけではないんですね。その日の風向きを見て、風車守の人が羽の向きを変えるのだそう。2枚目の写真が、その方向転換をするためのパーツで、羽の裏側にあります。

中には風車守の生活スペース(寝室やキッチンなど)と、動力部があります。大きな歯車がかみ合い、水をくみ上げます。風の強さで緩急が変わります。
最後の1枚は風車とは異なり、より近代的なポンプ施設です。

水上バスの停留所から出てほどなく行ったところにスーベニアショップがあり、そこで自転車のレンタルもやっていました。子ども用や、子ども用のシートが付いたものもあり、家族で風車サイクリングが楽しめそうです。

季節や天気、時間帯によってもいろんな顔を見せてくれるんだろうな、と思えるところでした。

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