オランダ鉄道の乗り方

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オランダ鉄道(NS)は日本やドイツに並ぶ鉄道密度の高い国だそうで、国内のどこに行くにもほぼ鉄道が通っているのでとても便利です。今回は、そのオランダ鉄道の切符の買い方や電車の乗り方をご紹介していきます。

路線図

2023年現在の路線図です。

列車の種類

国内列車

停車駅による種別

Intercity

主要な駅にのみ停車する、日本の「新快速」や「快速」のイメージ。
カラーリングは黄色ベースに青ライン。

Sprinter

各駅に停車する、日本の「普通」や「各停」のイメージ。
カラーリングは白ベースに青と黄色のライン。

1等車・2等車

国内列車はすべて座席指定はないため座席指定料金はありません。その代わり、1等車と2等車で2種類の等級の車両があります。通常料金で乗車する場合は2等車となり、1等車に乗車するためには追加料金が必要になります。1等車は左右で1列と2列のシートでゆったり、乗客も少なめなので静かです。2等車は2列と2列のシートです。

車体や窓に「1」「2」と書かれているため、該当の車両に乗車しましょう。

その他の表記

自転車持ち込み車両

ドア部分に自転車マークの表記がある車両には、オフピーク時間帯に限り自転車が持ち込めます。

※自転車の持ち込みには別途自転車用の切符が必要です(折り畳み自転車は除く)

サイレントゾーン

[S], silence, stilteと表記された車両やエリアはサイレントゾーンです。このエリアに乗車する場合は、静かに過ごしましょう。

国際列車

アムステルダム中央駅を中心に、ヨーロッパ各地への国際列車もたくさん出ています。

  • Intercity Brussel⇒ベルギー方面
  • Thalys⇒フランス方面
  • ICE⇒ドイツ方面
  • Eurostar⇒イギリス方面

いずれもNS internationalの公式サイトでチケットを購入できます。

NS International

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切符の購入方法

オランダ鉄道に乗るためには①紙の切符②電子チケット③OV-chipkaart④デビット・クレジットカードのいずれかが必要です。それぞれの購入方法をご紹介していきます。

紙の切符を購入する

駅にある券売機や、大きな駅であれば窓口で紙の切符を購入することができます。

←券売機はこんな感じの機械で、タッチパネル式です。
 画面左下の方に、言語切り替えボタンがあります。

画面の指示に従い、以下の手順で切符を購入します。

  1. One-way(片道切符)/Day return(往復切符)を選択
  2. 目的地の駅名を検索
  3. 1st class(1等車)/2nd class(2等車)を選択
  4. 利用日Valid today(本日)/Other travel date(他の日)を選択
  5. 支払い方法を選択し支払う(クレジット払い手数料あり)

紙の切符は、1枚につき€1.0が料金に上乗せされます

電子チケットを購入する

NSの公式サイト、アプリから電子チケットが購入できます。

NS

NS

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サイトもアプリも英語表記に切り替えることができますし、サイトは翻訳機能も使えば日本語にして読めます。以下、公式サイトでのチケット購入の流れをご紹介していきます。

乗車駅と降車駅、出発/到着予定日時を入力してPlanをクリックします。
検索結果画面になります。
料金を確認し、Order train ticketをクリックします。
※どの旅程を選択しても、買ったチケットはその日のどの電車に乗ってもOKです。
乗車人数を入力し、片道/往復、2等車/1等車を選択しPassengersをクリックします。
名前のイニシャルと名字を入力し、To payment methodをクリックします。
電子チケットを受け取るメールアドレスを入力し、支払い方法を選択します。
チェックボックスは1個目がメールマガジンの登録なので任意、2個目が利用規約への同意なのでチェックしましょう。
To paymentをクリックすると、支払い画面に遷移します。

支払いを終えると、電子チケットのPDFがダウンロードできるのと、公式アプリにチケットを反映する案内が表示されるので、それぞれ行っておきましょう。

海外利用で通信状況が不安定になる可能性があるため、オフラインでもPDFを表示できるようにしておくか、紙に印刷して持っておくと安心です。

OVチップカードを使う

日本のSUICAやPASMO、ICOCAなどのようにオランダにも交通機関用の電子カード『OV-chipkaart』というものがあります。これについては別記事で細かく記載してあるのでそちらをご参照ください。

手持ちのデビット・クレジットカードを使う

2023年1月31日から切符やOVチップカードを持っていなくても手持ちのデビット・クレジットカードで直接改札を通れるOVpayというサービスが始まりました。これについても前述のOVチップカードの記事で紹介しているのでご参照ください。

実際の乗り方

オランダの鉄道は基本的に信用乗車方式です。大きい駅では改札ゲートもありますが、スキポール空港駅やその他の小さめの駅では改札ゲートがなく自由に駅構内に出入りできるところも多いです。改札ゲートがない駅では、改札ポールという柱が駅の入り口やホームに設置されています。

改札ゲートも改札ポールも基本的な使い方は同じで、乗車前と降車後にゲートやポールの液晶画面下のカード読み取り部分に切符やカードをかざします。

電子チケットの場合、ゲートのある駅ではQRコードを読み取らせますが、ポールのみの駅では特に読み取る必要はありません。乗車中の検札時に表示すればOKです。

※乗降車の際は、すべての扉が自動で開くわけではありません。ドア付近の開閉ボタンを押して開け閉めしましょう。

お得なチケット

NSのオフピークチケット

オランダ鉄道(NS)ではオフピーク時間帯(平日の~6:30,9:00~16:00,18:30~、週末は終日)にお得に乗れるチケットがあります。

グループチケット

2~7人で乗ると人数に応じてお得になっていくグループチケットです。

早割チケット

4日前までに予約をすると最大20%割引になるチケットです。

Samenreisticket(Joint Journey Discount)

個人用のOVチップカードでシーズンチケットを保有している人と一緒に電車に乗る場合は3人まで、最大で40%割引になるチケットです。

地域周遊チケット

旅行などでオランダ全域をぐるっと巡る場合や、地域によってはお得な周遊チケットが販売されているところもあります。使える交通機関や地域はチケットによって異なるため、詳細や最新情報については公式サイトで確認してください。

Discover Holland

Tourist Day Tickets

  • Tourist Day Tickets:南ホランド州(ロッテルダム、デン・ハーグとその周辺地域)

まとめ

以上、オランダ鉄道の簡単なご紹介と切符の買い方や乗り方のご説明でした。

目的や地域、期間によって使いやすいチケットも異なってくるかと思います。みなさんの旅の参考になれば幸いです。

こちら↓は、日本からオランダに海外旅行する人向けにまとめた記事なので、良ければ合わせてご覧ください。

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