キャッシュレス社会のオランダで生活するには、オランダの銀行口座を持っていないとかなり不便です。オランダの電話番号と住所が決まったら、早めに開設手続きをしましょう。
わが家の場合はING銀行で口座開設をしたので、その手続きの流れをまとめていきます。
事前準備（住民票の取得）
BSNを手に入れてそのままその足でING銀行の支店に赴いたひーさんでしたが、
- 口座を開設するなら住民票が必要
- 口座を開設するだけなら支店ではなく近所のサービスポイントに行けばいい
と言われ、引き返すことになったのでした。
じゃあ市役所に行ってその住民票とやらをもらおうとすると、手続きには予約（しかもオンライン）が必要だと。目の前にいるのに！わりと暇そうなのに！
しかしまあ、そういわれては仕方がないのでオンラインで来庁の予約を取ります。
住民票は、BRP(Basisregistratie Personen)というようですね。
ホームページで確認した感じでは、火曜日と木曜日の8:30～11:00と土曜日の9:00～12:00なら予約がなくても良さそうです。
予約が取れたら、パスポートとBSNを持って市役所に行きます。
自動受付機で料金(€17.5)を支払い、係の人にそのレシートを渡すとようやく住民票を受け取ることができました。住民票もらうのに2,500円もするんですね…。
ちなみに、今後またこの住民票が必要になった場合、BSNと紐づけて使うDigiDというシステム(日本のマイナポータルがもっと進化した感じ）を介せば€8.5で請求することができます。
今回オンラインで取得しなかった(できなかった)のは、そのDigiDで請求するためにはオランダの銀行口座からの支払いが必要になるためです。その銀行口座を開設するためにやってますからね(笑)
↑これらの銀行で、支払いが可能です。
口座開設の手続き場所
各地のBrunaという本屋さんなどの中に銀行のサービスポイントのコーナーがあり、口座開設の手続きができます。予約は不要です。
アイントホーフェン近郊で検索すると、このような結果↓でした。
必要書類
手続きに際して、必要なものは
- 住民票
- パスポート
- オランダの電話番号
です。
窓口で口座開設をしたい旨を伝えれば、あとはお任せです。
（ひーさんの場合、なんとこの窓口の人が誕生日を1ヵ月間違えて入力してしまっていたため、二度手間で窓口に足を運ぶ羽目になりました。）
デビットカードの受け取り
5営業日ほどすると、郵送でデビットカード(PINカード)が届きます。
その他、支払い時に必要なPINコードやネットバンキングのログインパスワード、ユーザーネームなどがそれぞれ別々の封筒で届きます。
説明書通りにカードをアクティベーション(有効化)すれば、完了です。
これがあればオランダ国内での支払いで困ることはほぼありません。アプリを使えば、カードも不要です。国外でもデビットカードとして普通に使えます。
現金を使うのは現金しか受け付けない一部のトイレやコインロッカー、スーパーなどのショッピングカートの鍵としてコインを出す程度です。
飲み会の支払いもアプリで送金が当たり前、コロッケの自動販売機や公衆トイレもPINカード対応しているところが多いです。スーパーのレジでも、現金不可のPINカード専用レーンがあるくらいです。
公共料金やネットショッピングの支払いも、iDealというシステムを通して銀行振込を行います。オランダではクレジットカードを持つ人は少数派で、クレジットカード払いの選択肢がないことも少なくないです。
オランダのメインバンク
INGと、ABN AMRO、Rabobankがオランダの３大銀行です。
住民票などの必要書類さえ揃えれば、どの銀行もオンラインで口座開設ができるようですね。
キャッシュレス社会を快適に過ごせるように、口座開設頑張ってください！
入金する
口座を作っても、お金を入れなければもちろん使えません。しかし日本円から現地の口座にユーロを入金するのに、日本の銀行から直接海外送金をすると手数料が高くなりがちです。
海外送金をするならWISEが手数料も安くて便利です。
日本にいる間に作っておけて、口座維持費もかかりません。
以下の記事↓で詳細を書いているので参考にしてください。
口座開設・入金が済んだら、早めにライフラインの契約手続きを進めまていきましょう。
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