国が変われば通貨も変わります。オランダはEUの一国なので通貨はユーロ(€)です。
オランダはかなりのキャッシュレス社会です。渡航して3か月ほどしてからこの記事を書いていますが、現金を使ったのは本当に数えるほどしかありません。
そんなオランダで過ごすための支払方法、クレジット/デビットカード、現金の準備についてまとめていきます。
クレジット・デビットカード
まず最低限持っておきたいのが、クレジット・デビットカードです。
しかしここで注意したいのが、日本のカードを海外で使う場合、手数料がかかることと、支払い時に使えない場合があるということです。
家具のレンタルを申し込むとき、ひーさんの手持ちのカードがはじかれたので、私の楽天カードで払いました。
オランダの大手通販サイトbol.comでは、手持ちのカードがことごとくはじかれ、最終的に使えたのがエポスカード でした。
なので、クレジット・デビットカードは複数枚持って行っておいた方が安心だと思います。
Wise口座の開設
数日の旅行とかであれば手持ちのカードでもいいのかなと思いますが、長期になってくるとその分支払いの機会も増えますし、毎度の手数料もバカになりません。
しかし海外で銀行口座を開設してカードを作るとなると、そう簡単にはいきません。
オランダの場合も同様で、まずは住民登録をしてBSNという日本のマイナンバーのようなものをもらってはじめて、口座開設の手続きができます。
なので、まずは当面のユーロ口座、そして支払い用のカードがあるといいんですね。
それにピッタリなのが、Wise(ワイズ)です。
アカウントを作り、日本円をユーロにする
まずはアカウントの登録を行い、日本円の口座に手持ちの銀行口座から日本円を入金します。
次に、ユーロに両替するための送金をWiseの中で行います。
この両替のシステムが、一般の銀行の海外送金とは異なるため手数料が非常に安くなります。
簡単に言うと、Wiseの中で送ったお金は実際には国を越えません。
送った日本円は他の日本の口座に送られ、同じように他の口座から送金されたユーロが自分のユーロの口座に入金される、というシステムです。なので必要なのは為替レートのみになるのです。
もちろんWiseの運営のためにWiseに手数料は支払いますが、通常の両替手数料に比べれば断然安いです。
Wiseデビットカードをつくる
前項のクレジットカードについての時にも書きましたが、日本のカードは海外での支払いではじかれることが度々あります。
その対策として、Wiseのデビットカードを作ります。
このカードを使えば、海外利用でもはじかれる可能性はかなり少なくなります。
また、カード利用時の手数料も日本のクレジットカードを使うよりも安くなります。
日本人はなんとなく、デビットカードと聞くと構えてしまう印象がありますが、紐づいている口座から支払い時にすぐに引き落としがされるものであって、その口座にお金がなければ使えないというシンプルなものだと私は思います。クレジットカードのように手持ちのお金以上には使えないのです。
Wiseのデビットカードも同様で、支払い時に現地の通貨の口座からお金が引き落とされます。
現地通貨がWise内になければ、一番手数料の安い通貨から両替されて引き落とされます。
例えば…
日本円とユーロをWiseで持っている場合
- 日本で支払う時は日本円から引き落とし
- オランダで支払う時はユーロから引き落とし
- アメリカで支払う時は日本円とユーロでドルに手数料が安い方から両替して引き落とし
という感じです。
その他にも海外で現金が足りなくなった場合には、月2回まで手数料無料でATMで現金が引き出せます。(日本で発行したカードの場合は1回3万円まで)
その他、細かなルールや例外などについては、公式ページを確認してください。
現金の準備
キャッシュレス社会とはいえ、やはり多少の現金は手持ちで用意しておきたいもの。
特に困るのが、トイレです!
日本のいいところは、どこのトイレも無料で使えてきれいなことですよね。当たり前のことなんですけど、これが海外では全然当たり前じゃありません。
トイレの入り口には門番のような人が座っているか、ゲートがあってお金を払わないと入れません。
1回0.5ユーロぐらいのところが多いです。
大きい金額の買い物はほとんどカードでするので、両替をするなら5・10・20ユーロ札で十分だと思います。
あとは、その換金をどこでするかということ。
よくあるのは空港の両替店、銀行、金券ショップですが、まだ渡航までに日数がしばらくあるという方はネットでの両替をおススメします。。
例えば…外貨両替マネーバンクや、インターバンク、外貨両替ドルレンジャー、外貨両替ドルユーロ、GPA、等々。
レート、受け取り場所(自宅や空港)、支払い方法、最低・最高購入額、受け取りまでの所要日数など、ご自身の状況に合わせて選んでみてください。
金額が大きくなればなるほど、同じ金額を出しても会社によって受け取れる金額に結構差が出てくるので、数件は比較検討してみるといいと思います。
以上、海外渡航に向けてのお金の準備についてでした。
コメント